アルチザネットワークス──IoT・5G時代の計測機器の開発に向け、情報共有を推進

会社の概要

アルチザネットワークスは1990年に創業し、通信インフラの測定器、試験器といった計測機器を製造・販売しています。有線系から始まり、3G以降では基地局のシミュレーターなど無線系に拡大、LTEでは基地局の負荷試験器のトップシェアを持っています。

アルチザネットワークス LTE-A・C-RAN・IoT

5GMF入会の動機

5Gの情報収集をしていくことが目的です。5Gに向けた製品開発を始めていますが、まだ5Gは標準化作業も始まったところで仕様が固まっていません。5Gが今後、どのような方向に進むのかについて、より良い情報を入手するために5GMFに入会しました。

5Gに向けては5GMFも含めて今後、実証実験が始まります。プロトタイプを作成する際にも、5Gに対応する基地局の試験器を提供するなどの形でお手伝いができればと考えています。一方で5Gでは対象とする技術の規模が大きくなっています。自社で開発できる範囲には限りがあり、5GMFの入会にはパートナーとなる企業とのつながりを求めるという側面もあります。

5Gへの取り組み

アルチザネットワークスでは現在はLTE向けの計測機器を中心に提供していますが、LTE向けの計測機器の需要は減少してゆきます。そこで今後の5G商用化に向けて、「LTE+5G」の計測機器が必要だと考えています。LTEからLTE-Advanced、5Gというマイグレーションに対応できる計測機器の製品開発が課題です。

アルチザネットワークスの計測機器は、C-RAN基地局向けの試験装置が主力です。5Gについても、基地局のデータレート向上、低遅延、ユーザー数の増加が求められます。アルチザネットワークスの計測機器は5Gにおいても、お客さまのネットワーク品質向上に貢献できると考えています。

アルチザネットワークス DuoSIM ADVANCED LT

そうした中で、お客さまと頻繁に意見交換をするだけでなく、優れた技術を持っている他のメーカー様とも繋がりが必要だと考えており、特に5Gでは高周波への対応が重要なポイントになります。高周波のノウハウを持っている企業との協業について、必要性を高く感じています。

IoTへの期待

アルチザネットワークスの計測機器の得意とする分野の1つに、端末を大量に接続した際の試験があります。セルあたり数千UE(端末)という収容数で、安定した試験が行えることが評価されています。LTEの拡張から5Gで、IoTへの対応が進むと、端末の接続数が桁違いになる可能性があります。100万といった端末の接続が必要になると、アルチザネットワークスの計測機器を評価していただくチャンスが広がるでしょう。

一方で、IoT向けの規格は乱立しています。3GPPでもCat.1やCat.0、さらにNB-IoT、eMTCなど多くの規格が定められていますし、今後は5Gの規格が加わってきます。お客さまごとに必要とする規格が異なるため、正しい情報を収集することが重要になります。

5GMF会員および今後の会員へのメッセージ

5Gでは、アプリケーションが大切になると考えています。低遅延を求める自動車、低消費電力を求めるIoTデバイスなど、利用するアプリケーションによってお客さまが知りたい情報が異なるはずです。試験をするだけでなく、本当に知りたい情報を提供できる計測機器を作ることが求められると思います。

一方で、ネットワークスライシングなどの新しいサービスが登場したときには、仕様に基づいた品質が提供できているかを知る必要が出てきます。通信事業者だけでなく、5Gを使ってIoTなどの多様なサービスを提供する企業が、サービスの品質を自ら確認するために計測機器を必要とする可能性もあります。

5Gがどのような使われ方をされるのか、そしてネットワークやサービスを運用する上でどのような情報を求めているのかがわからないと、魅力的な製品が作れません。5GMFの会員の方々とそうした情報の交換ができれば、本当に必要な情報を提供できる計測機器を作ることができると考えています。多くの業界の企業様から話を聞ける場として、5GMFへ積極的に参加していきます。

 

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