将来のモバイル通信(5G)に関するAWGワークショップに参加
2015年3月9日に、国立京都国際会館において開催された、AWG (APT Wireless Group) (*1)の将来のモバイル通信(5G)に関するワークショップ、”AWG workshop on future mobile communications (5G)”に参加しました。
本ワークショップは、3月9日から13日に開催されたAWG第18回会合の一部として開催されたもので、第一部の講演の部と第二部のパネルディスカッションの部の二部構成で実施されました。
第一部では、WG(Working Group) Technology Aspects議長のKIM, Dae-Jung氏がモデレータを務め、総務省基盤通信局の富永昌彦電波部長の基調講演に続き、米国の4G Americas、ITU-R Working Party 5D、欧州のMobile and wireless communications Enablers for Twenty-twenty (2020) Information Society (METIS)、中国のIMT-2020 (5G) Promotion Group、マレーシアのMalaysian Technical Standards Forum Bhd. (MTSFB)、韓国の5G Forumおよび第5世代モバイル推進フォーラムの各々から講演がありました。また、第二部のパネルディスカッションは、TG(Task Group)-IMT議長の新 博行氏がモデレータを務め、第一部の講演者をパネリストとして実施されました。
第5世代モバイル推進フォーラムからは、第一部では吉田進会長が「5GMF activities for 2020 and beyond in Japan」と題して講演を行い、また第二部には中村武宏企画委員長代理がパネリストとして参加いたしました。
第一部では、各団体等の紹介と、現在の取組状況や今後の活動予定などが示されました。また、第二部では、5Gの将来像について、サービスの側面、技術の側面、周波数の側面などから、各パネリストからの意見が示されるとともに、フロアからの質問に対する質疑応答が行われました。
*1:APT Wireless Group – アジア・太平洋電気通信共同体 (APT, Asia-Pacific Telecommunity)が主催するワークプログラムの1つで、アジア・太平洋地域における無線通信システムの高度化、普及促進に資するために、域内での周波数や無線システムの調和を検討する会合。APT加盟の主管庁(38か国)及び無線通信関連の民間企業等の加盟メンバーが参加し、通常、4日間×年2回のペースで会合を開催している。議長は、一般社団法人電波産業会の佐藤孝平氏。
詳細は、http://www.apt.int/aptawg