IEEE 5G Summit Tokyo 概要報告
IEEE 5G Summit Tokyoが、2017年9月22日、新宿・工学院大学において、国内外から約200名が参加し開催された。会合では、5Gに関するネットワーク、セキュリティ、アプリケーション、無線通信技術など幅広い分野で意見交換がなされた。
IEEE 5G Summit Tokyoの概要
■日時: 2017年9月22日(金)
■場所: 工学院大学アーバンテックホール(新宿)
■主催: IEEE
■共催: 5GMF、IEEE ComSoc Tokyo、電子情報通信学会通信ソサエティ、工学院大学
■参加者: 講演者:13名
吉田会長(5GMF)、杉野氏(総務省)、中尾教授(東京大学)、庄納氏(インテル)、中村隆治氏(富士通)、中村武宏氏(NTTドコモ)、佐藤事務局長(5GMF)
■概要:
▷本会合の組織委員会の委員長である南開大学の浅谷教授(工学院大学名誉教授)より開会が宣言され、開会挨拶では総務省移動通信課の杉野課長より総務省の政策と5Gへの期待が述べられた。基調講演1として5GMF吉田会長(京都大学 名誉教授)より5GMF全体概要と共に、白書やCrossover collaborationの提唱等の成果並びに実証実験や5Gスペクトラム協調に向けた取組み、実証試験推進グループの最新の活動状況が紹介された。
▷セッション1では、東京大学 中尾教授(5GMFネットワーク委員会委員長)よりスライシングやソフトウェア化など5G時代のネットワーク技術の概要が紹介された。
▷セッション2では5GMF佐藤事務局長より、5GMFアプリケーション委員会が検討している5Gのアプリケーションの概要について、インテル庄納氏より自動運転を軸にした5G対応ソリューションについて、それぞれ紹介があった。
▷基調講演2としてNTTドコモ尾上氏よりユーモアを交えたNTTドコモの5Gの推進状況についての紹介があった。
▷最後に、NTTドコモ中村氏、中尾教授、佐藤事務局長がパネリストとして登壇し、工学院大学 大塚教授の司会進行により、5Gの将来動向についてのパネルディスカッションが行われた。
▷最後に浅谷教授より閉会が宣言され、会議が終了した。