Joint 5GAA/5GMF C-V2X Workshopが開催されました
主催:5GAA(5G Automotive Association)
5GMF(第5世代モバイル推進フォーラム)
日時:2018年10月25日(木) 9:00〜17:50
会場:ヒルトン東京お台場 「オリオン」
来場者:300名超
セルラーV2X (C-V2X:Cellular V2X) に関するワークショップが開催され、政府関係者、各国の自動車および通信業界関係者 約300名の来場者が参加し、5Gを利用したC-V2Xに関する最新動向の共有、意見交換等が行われました。
本ワークショップは、5GAAと5GMFの初めての共同開催であったため、冒頭に基本合意書 (LoI:Letter of Intent) の署名式が行われました。
LoI署名式5GAA Director General:Johannes SPRINGER 氏
5GMF 会長:Susumu YOSHIDA 氏
5GAA Secretary:Markus DILLINGER 氏
開会挨拶5GMF 会長:Susumu YOSHIDA 氏
5GAA Director General:Johannes Springer 氏
午前のセッションでは、日本の自動車および通信の企業からC-V2Xの実証試験の最新状況やユースケース、今後の展望等についての講演があり、また講演者をパネリストに招き、C-V2Xの必要性や導入に向けた課題等について、熱い意見交換が行われました。
更に、午後のセッションでは、日本(SIP)、欧州、中国、韓国からC-V2Xに関する各国の計画、標準化、政策の最新動向等についての講演があり、また講演者をパネリストに招き、ユースケース、DSRCとの比較、必要な周波数帯域幅等についての活発な意見交換が行われました。
午前セッション Japan Industry Updates
(1)Nissan:Toshio MURAMATSU 氏
タイトル:Vehicle manufacturer perspective
要旨:C-V2Xトライアル、CASE (Connected, Autonomous, Shared/Service, Electric) などの取組み概要、および5GとC-V2Xに対する期待を紹介
(2)Denso:Tim LEINMUELLER 氏
タイトル:Automotive supplier perspective
要旨:将来に向けた自動運転の取組み、日本におけるITSシステム、コネクテッドドライビング、5Gビジョン、トライアルなどの取組み概要を紹介
(3)OKI Electric: Kei KATO 氏
タイトル:ITS industry perspective
要旨:事業概要、事業戦略、Locomobi2.0、C-V2Xトライアル、将来のITSに向けた取組みなどの概要を紹介
(4)Sumitomo Electric: Koichi TAKAYAMA 氏
タイトル:Electronics industry perspective
要旨:事業概要、ITSビジネス、交通管理、公共交通向けV2I(路車間) / V2N(車両とネットワーク間) などの取組み概要、およびドコモとの交通状況データ活用に向けた実証実験概要を紹介
(5)Panasonic: Kazuaki TAKAHASHI 氏
タイトル:Electronics industry perspective
要旨:スマートモビリティ、CO2削減、安全運転支援、ミリ波利用、自動運転EVコミューターなどの取組み概要、5Gの必要性、創業100周年記念 “CROSS-VALUE INNOVATION FORUM 2018”の開催を紹介
(6)Softbank: Masaru TAKAHASHI 氏 / KDDI:Munefumi TSURUSAWA 氏 / NTT DOCOMO:Mikio IWAMURA 氏
タイトル:Japanese MNOs joint presentation
要旨:V2N2X (セルラー網を介した車両との通信) とは何か、検討背景、実現可能性の検討状況、Collaborative V2N2Xの必要性、検討課題などを紹介
午前セッション Japan Industry Updates パネルディスカッション
“Japan Industry Updates” セッションの講演者の7名を迎えて、バーティカル産業や海外の5Gパートナーとの連携における課題等ついて、意見交換が行われた。
モデレータ:Takehiro NAKAMURA 氏 (NTT DOCOMO)
パネリスト:Toshio MURAMATSU 氏 (Nissan)、Tim LEINMUELLER 氏 (Denso)、Kei KATO 氏 (OKI Electric)、Koichi TAKAYAMA 氏 (Sumitomo Electric)、Kazuaki TAKAHASHI 氏 (Panasonic)、Masaru TAKAHASHI 氏 (Softbank)、Munefumi TSURUSAWA 氏 (KDDI)
午後セッション 5GAA and Global ITS Activities for Roadmap, Standardization, Policy aspects
(7)5GAA Director General:Johannes SPRINGER 氏
タイトル:5GAA activities update
要旨:5GAAの検討分野、3GPP等のステークホルダとの連携状況、C-V2Xの必要性、各地でのデモ、テストの実施概要などを紹介
(8)Qualcomm:Anne-Lise THIEBLEMONT 氏
タイトル:European regional update
要旨:周波数の割当状況、Cooperative Connected and Automated Mobility (CCAM)、インダストリー4.0、C-V2Xトライアルなどの概要を紹介
(9)Ford:Jovan ZAGAJAC 氏
タイトル:US regional update
要旨:C-V2Xの取組み、コロラドでのトライアル、DSRCとの比較、シャドウィングテスト、規制当局の動きなどの概要を紹介
(10)Huawei:Lu XIAFENG 氏
タイトル:China regional update
要旨:LTE-V2Xプロジェクトでのトライアル、Huaweiシナリオプランの概要、周波数の割当状況などを紹介
(11)SIP-adus Program Director:Seigo KUZUMAKI 氏
タイトル:Japan regional update
要旨:自動走行システム (SIP-adus)、Society 5.0、自動運転技術の評価、SIP-adus第2期などの概要を紹介
(12)Samsung:Kang HYUNJEONG 氏
タイトル:Korea regional update
要旨:5G Forumの概要、5G Forumの国内およびグローバルユニットとの協調、周波数の割当状況、K-City、5G-AutoDrvなどの概要を紹介
午後セッション 5GAA and Global ITS Activities for Roadmap, Standardization, Policy aspects パネルディスカッション
“5GAA and Global ITS Activities for Roadmap, Standardization, Policy aspects” セッションの講演者の5名および総務省の西室課長補佐を迎えて、意見交換が行われた。
モデレータ:Maxime Flament氏 (5GAA CTO)
パネリスト:Johannes SPRINGER氏 (5GAA DG)、Anne-Lise THIEBLEMONT 氏 (Qualcomm)、Jovan ZAGAJAC氏 (Ford)、Lu XIAFENG氏 (Huawei)、Kang HYUNJEONG氏 (Samsung)、Yosuke NISHIMURO氏 (MIC)