5Gスペクトラム・アジア地域ワークショップが開催されました
第5世代モバイル推進フォーラム(5GMF)並びに一般社団法人電波産業会(ARIB)が 主催し、総務省が協力・支援した「5Gスペクトラム・アジア地域ワークショップ」が2019年1月28日にARIBにおいて開催されたので、その概要をご報告いたします。なお、本ワークショップは、5GMFアジアキャラバンの一環として開催されたものです。
1. 会合名: 5Gスペクトラム・アジア地域ワークショップ
-Asian region Workshop on 5G spectrum-
2. 主催: 5GMF/ARIB
3. 協力・支援:総務省
4. 日時: 2019年1月28日(月)14:00-17:00
5. 場所: ARIB会議室
6. 出席者: 主管庁の周波数担当者、オペレータ、大学関係者等
アジア5か国・地域のタイ、トルコ、マレーシア、インドネシア、台湾から、主管庁の幹部及び周波数担当者、通信事業者、大学・研究機関等から25名。
日本からは、総務省新世代移動通信システム推進室長の中里氏、5GMFの技術委員会無線技術部会副部会長のエリクソン・ジャパン 本多氏、KDDI 今田氏、NTTドコモ 新氏並びに5GMF事務局の佐藤・大村・近田・近藤の8名が参加した。
7. 概要:
本ワークショップは、主催・協力・支援の代表者からのOpening Remarks、Welcome Remarks、Keynote Addressに続いて、5Gに関する日本での共用検討や干渉軽減対策の検討状況の講演と質疑応答が行われた。
1) 歓迎の挨拶
5GMF事務局長の佐藤氏からARIB、5GMF、講演者、アジア地域からの参加者はじめ関係者の協力に感謝する開会のご挨拶があった。
2) Welcome Remarks
総務省の中里氏から日本での制度整備の状況、2020年のオリンピック・パラリンピックに向けたロードマップ等を含めたご挨拶があった。
3) Keynote Address
エリクソン・ジャパンの本多氏から、“Spectrum Study in 5GMF”と題して、5GMFにおける5G周波数の検討状況等に関するご説明があった。
4) 技術講演
KDDI 今田氏、NTTドコモ 新氏からプレゼンテーションがあった。
今田氏:Summary of activities of ITU-R Task Group 5/1
新氏:Sharing and compatibility studies for 5G spectrum allocation in Japan
5) Q&A
アジア地域からの出席者から「28GHz帯についての固定業務との共用について」等の多数の質問があり、講演者との間で活発な質疑応答が行われた。
6) Wrap-up and Closing
5GMF事務局長の佐藤氏から、今回のワークショップを通じて、日本の周波数割当、共用検討状況がアジア地域からの参加者に共有されたこと、更に今後のアジア地域のキーパーソンによる連携に活かしてほしいとの話があった。また、5GMFは今後もアジアキャラバンを通じて、アジア地域とのコラボレーションを推進していくことを表明した。