IEEE 5G ワークショップ 概要報告

2016年5月 5GMF事務局

IEEE主催「2020年に向けての5Gワークショップ」が、2016年4月22日(金)、新宿住友ビルで開催された。5GMFメンバー2名の講演を含む5件の講演とパネル・ディスカッションがあり、約120名が聴講した。IEEEから、5Gに向けたIEEEの取り組みが詳しく紹介された。

パネル・ディスカッションの様子
パネル・ディスカッションの様子

IEEE 「2020年に向けての5Gワークショップ」 概要報告

■日時: 2016年4月22日(金)13:00〜16:00
■場所: 新宿住友ビル47階「スカイルームB-5」
■主催: IEEE Standards Association / IEEE ジャパン・カウンシル
■参加者: 講演者、5名。聴講者、約120名。(5GMFメンバーからの講演者:総務省・中村裕治氏、富士通・中村隆治氏)

■概要:
▷最初に、IEEEジャパン・カウンシル チェア 青山友紀教授(慶應義塾大)からご挨拶があった。
▷IEEEからは、IEEE-SA President, Bruce Kraemer氏から「IEEEにおける5Gの取り組み」、 IEEE 802.1ワーキンググループ チェア Glenn Parsons氏から「IEEE802における5G開発の現状と3GPPとの相互活動」、IEEE 802.11 Tgai チェア 真野浩氏から「5Gと無線LANの将来」の講演があり、5Gに対する展望と技術、IEEE 802 5Gの概要、IEEE 802や3GPPとの関係 など、IEEEの5Gに対する取り組みが紹介された。
▷5GMFからは、総務省 新世代移動通信システム推進室 中村裕治室長より「5G推進に向けた総務省の取り組み」、富士通の中村隆治氏から「2020年およびそれ以降に向けた5G開発」の講演があり、日本における5G開発の活動状況が紹介された。
▷講演の最後に、真野浩氏がモデレータとなり、Webサイトや会場からの質問に答えるかたちで全講演者によるパネル・ディスカッションがおこなわれ、5Gに対する期待やニーズ、実現するサービス等について幅広く議論がおこなわれた。

IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.): アメリカ合衆国に本部を持つ電気工学・電子工学技術の学会。 無線関係では、WiMAXやIMT-Advance規格の1つであるWirelessMAN-Advancedの標準規格や無線LANの標準規格を所有する団体である。