チャイナモバイル、産業向けにローカル5G網構築をサポートへ【China Daily 7/31】
中国携帯通信事業者最大手のチャイナモバイルは先ごろ、様々な業界向けにローカル5G網構築を手助けする新たなプランを正式に発表。同社ではすでに、ファーウェイおよびシャントン・ゴールド・マイニング(Shandong Gold Mining)と鉱山作業向けのローカル5G技術の活用で提携しているほか、製造やヘルスケア、自動車、港湾など15の業界にフォーカスして国内で約100件のローカル5G試験プロジェクトを進めている。
国内でも、ローカル5Gの免許申請が始まった2019年12月に、NECがローカル5G事業に本格参入を表明。ネットワークインフラからアプリケーションまでをトータルソリューションとして、企業や自治体向けにローカル5Gの提案を進めている。一方、国内ではキャリア5Gの免許を持つ通信事業者(MNO)がローカル5Gの免許を持つことができない。そうした中でNTTドコモは2020年3月、「ローカル5G構築支援」サービスの提供をアナウンスしている。企業などのローカル5G利用を支援するサービス提供者として、ローカル5Gの普及に関与していく。ソフトバンクは、公衆網の5Gサービスをあたかも自社の5Gのように使える「プライベート5G」を2022年度に提供する計画を明らかにしている。
原文:China Mobile to build private 5G networks for faster industrial application of tech