ノキアとVivo、ブラジルの鉱山産業向けにローカルLTEネットワークを提供へ【Fast Mode 7/29】

フィンランドのノキアは現地時間7月27日、ブラジル最大手の携帯通信事業者であるヴィーヴォ(Vivo)との提携で現地のカラジャス鉱山にローカル無線サービスを提供することを発表。新たなサービスはブラジルの資源開発企業であるヴァーレ(Vale)による「インダストリー4.0」プロジェクトの一環で導入されるもので、同社は掘削プラットフォームの遠隔操作やトラックの自動運転のほか、鉱山全体での労働者間の通信にこのネットワークを活用するという。ノキアでは現在、世界各国の採掘業者に将来的な5Gへの切り替えを見据えたLTEベースのローカル無線ネットワークを提供している。

国内では、NTTドコモがコマツと、5Gを利用した建設・鉱山機械遠隔制御システムの実証実験を2017年から行うなど、5Gを活用したソリューションへの取り組みが続けられている。建設・鉱山の現場のように通信の需要地から離れたケースが想定される場合には、今後ローカル5Gの有効性が発揮される可能性が高い。

原文:Nokia, Vivo to Provide Private LTE Netwok to a Mining Industry 4.0 Project in Brazil