ノキア、インド理科大学院に5Gを活用したロボット研究拠点を開設へ【Your Story 8/5】
フィンランドのノキアは現地時間2020年8月4日、5Gなどの新技術をベースにしたロボットの新たな研究拠点をインドのバンガロールにあるインド理科大学院(IISc)に開設することを発表。「Nokia Center of Excellence(CoE) for Networked Robotics(ノキア・ネットワークロボット中核研究拠点) 」と呼ばれるこの拠点は、ロボットや先端的な通信技術、AIなどの分野にまたがる研究を推進し、防災や農業、工業オートメーションなどの分野におけるユースケースを探るという。
国内でも大学研究所などで5Gの実証が進む。慶應義塾大学SFC研究所とソフトバンクは、自営の5Gネットワークを活用した共同研究を2020年2月に開始した。大学構内に設置したカメラ映像を5Gで伝送し、構内のバス停や駐車場などの混雑率の可視化や、歩行者向けのナビゲーションなどキャンパス運用の高度化・効率化の検証を行う。九州工業大学は九州の電力系通信事業者QTnetとの産学連携でローカル5Gの無線免許局を同年3月に取得。同大学の掲げる“未来思考キャンパス構想”の一環として、5Gを活用した社会課題の解決や新たなサービスの創出を目指す。
原文:Nokia to set up robotics lab at Indian Institute of Science