老人ホーム入所者の安全確保に役立てられるローカルLTE網【Fierce Wireless 8/28】

オランダの老人ホーム「Park Stanislaus」では、ローカルLTEネットワークとウェアラブルセンサー、室内カメラを組み合わせて入所者の安全確保に役立てるソリューションが導入されている。転倒事故の発生などを迅速に把握できるこの仕組みでは、患者データのセキュリティや重要な通信のための帯域幅確保のためにローカルLTEネットワークが使用されている。介護施設における5Gの実証としては、NECなどが介護付きホームである「SOMPOケア ラヴィーレ舟入(広島県広島市)」で2020年2月に実施したとアナウンスしている。テーマは「介護施設の食堂における入居者の特定と禁食(アレルギー)チェック、および食事時の摂取量記録」。5Gを介して顔認証による来訪者特定やアラートによる禁食チェック、食事前後の配膳トレー撮影による摂取量管理の自動化を行い、介護職員のピーク時の業務効率化に貢献できることを確認した。

原文:Private LTE network helps protect residents at eldercare facility