中国の5Gサービス、開始から1年を待たずに利用者が1億1000万人を突破【Tech Crunch 9/16】
中国の工業・情報化部傘下のシンクタンクである中国情報通信研究院(China Academy of Information and Communications Technology:CAICT)は先ごろ、同国の5Gサービス利用者数が1億1000万人を突破したことを発表。中国で大手通信事業者が5Gサービスを開始したのは昨年のことで、国内には今年7月時点ですでに46万基以上の5G基地局が設置されているという。
5G基地局の設置では、国内の状況は出遅れを感じさせる。例えばNTTドコモは2021年6月に1万局の設置を計画しているという段階だ。そうした中で、2020年6月に総務省は、5G基地局の整備を大幅に上積みする方針を出した。2023年度末の5G基地局として、開設計画の3倍以上となる21万局の整備を目標とする。総務省では5G基地局導入推進のため、3Gおよび4Gエリアへの5G基地局導入による補助事業による支援も開始している。