ドイツ、ますます導入が拡大するローカル5G網【Telecoms 9/25】
ドイツ通信当局である連邦ネットワーク庁(Bundesnetzagentur)は先ごろ、民間企業や公的機関などに3.7GHz~3.8GHz帯の74のローカル5G免許を付与。新たにローカル5G免許を取得した企業には、自動車メーカー(アウディ、メルセデス)や放送局(バイエルン放送)、イベント企業(ドイツメッセ)、システムインテグレータ(NTTデータドイツ)、専門的エンジニアリング企業(ローデ&シュワルツ、コーニング)などが含まれており、「インダストリー4.0」のほか農業・林業などでの活用が期待されているという。
国内では、28.2GHz~28.3GHzの100MHz帯域のローカル5Gが2019年12月に制度化され、免許申請を受付開始した。
企業では2020年3月に富士通が初めてローカル5Gの免許を取得したのに続き、総務省の電波利用ホームページによれば、NTT東日本、日立製作所、日立国際電気、コミュニティネットワークセンター、愛媛CATV、となみ衛星通信テレビ、ひびき精機、QTnetが免許を取得している。自治体では6月に東京都が初めて免許を取得し、徳島県が免許取得済み。また東京大学も免許を取得している(2020年9月29日時点)。