米Honeywell、自社キャンパスでローカル5G網をテスト【Light Reading 10/1】

テクノロジー・製造分野の複合企業である米ハネウェル(Honeywell)が、国内で新たに開放された3.4GHz~3.55GHz帯の周波数帯を使用したローカル5G網のテストを計画しているという話を「Light Reading」が報道。このテストはハネウェル傘下の物流システム企業であるハネウェル・インテリグレイテッド(Honeywell Intelligrated)の本社キャンパスで行われるといい、自動倉庫などの物流システムと5G技術の統合を見据えた動きと見られる。

国内での物流倉庫へのローカル5G環境の導入の取り組みとしては、東急不動産、NTT東日本、PALの3社が2020年6月に実証実験の開始をアナウンスしている。物流不動産デベロッパーを含めた枠組みとしては初となるものと説明する。この取り組みでは、ローカル5G環境を物流倉庫に導入した3社の共同の実証実験で、「次世代物流センター」の構築を目指す。具体的には、倉庫のデジタル化や自動化の推進に加え、作業スタッフ、荷物、ロボットの稼働データなど業務の見える化や、自動運転・遠隔操作、およびそれらを一元化したデジタル化したスマート管理などを検証する。

原文:Honeywell to test private 5G network