EU加盟15カ国、5G関連のフェイクニュースに対抗する長期計画の必要性を主張【Reuters 10/19】

スウェーデンやポーランドなど欧州連合(EU)の15の加盟国は先ごろ、欧州委員会のマルグレーテ・べステアー競争政策担当委員らに宛てた共同書簡の中で、5G技術やそのリスクに関連するデマに対抗するための長期的戦略の必要性を主張。新型コロナウイルスと5G技術の関連性をめぐる陰謀論が広がっている欧州諸国では直近数ヶ月、5G基地局への放火や現場の作業員への暴行といった事件が相次いでいる。

フェイクニュースの1つに、5Gの電波が健康に悪影響を及ぼすというものがある。総務省では、「電波と安心な暮らし」のリーフレットに「第5世代移動通信システム(5G)の健康への影響について」の情報をまとめている。5Gで利用する周波数帯でも安全性を確保した基準を設けていること、国際的なガイドラインに準拠していることなどを説明し、疑問に思った人に対する判断の材料を提供している。

原文:EU needs long-term plan to tackle 5G fake news, 15 EU countries say in joint call