米マーベル、オープンソースの5Gネットワーク機器向けのチップを投入【Reuters 12/8】
米チップメーカーのマーベル・テクノロジー・グループ(Marvell Technology Group)は現地時間12月8日、通信事業者が容易に組み合わせられるO-RAN仕様の5Gネットワーク機器への搭載を想定した新たなチップをリリース。オープンソースの5Gネットワーク機器については、米国によるファーウェイ排除が進む中で各社の採用が進んでおり、日本の楽天や米国のディッシュ・ネットワーク(DishNetwork)などがこのような機器を使用したネットワークを展開している。オープンな無線アクセスネットワーク(OpenRAN)の仕様策定を推進する「O-RAN ALLIANCE」(O-RAN)の活動には、日本の通信事業者も積極的な取り組みを見せている。NTTドコモは2018年のO-RAN ALLIANCEの設立に寄与し、2020年までに5G商用ネットワークでO-RAN仕様の5G基地局の親局と子局のマルチベンダー接続などに成功している。OpenRANで5Gネットワーク構築を進める楽天モバイルは、2020年11月にO-RANに加盟。同社の代表取締役副社長兼CTOのタレック・アミン氏がO-RANの理事に就任したことを明らかにしている。
原文:Marvell introduces chips for open-source 5G networking gear