ベライゾン・ビジネスとデロイト、5Gを活用したスマートファクトリーシステムの開発で協力【Fierce Wireless 12/21】

ベライゾン・ビジネスとデロイトが、主に製造業や小売業を対象にした5Gおよびモバイルエッジコンピューティングソリューション(MEC)の開発で協力する。

両社はデロイトのエンジニアリング分野におけるノウハウとベライゾンのローカル無線網、5GエッジMECプラットフォーム、SD-WAN機能などを組み合わせたソリューションの開発を進めており、まずは新たなスマートファクトリーシステムの開発を目指すという。国内ではデロイトトーマツグループが、2020年12月に独自の調査を基にした分析結果「5Gの各国消費者への浸透状況と日本の現在地」を発表している。

5Gをすでに利用しているのは、中国で10%、フィンランド7%、スウェーデンで6%に対して、日本は1%未満だった。その要因としてデロイトは、(1)既存の通信ネットワーク品質に満足している、(2)デジタルデバイスのアーリーアダプターが少ない、(3)エリアカバレッジがまだ十分ではない、(4)キラーコンテンツがまだ見えないため端末・通信料金の価格アップは割高に感じる、(5)所有率が高いiPhoneの5G端末の発売は2020年10月末としている。

原文:Verizon Business and Deloitte create smart factory system