イスラエル、国内の5Gインフラ強化を目指すイノベーションプログラムを開始【新華網 12/30】
イスラエル・イノベーション庁(Israel Innovation Authority)は現地時間12月30日、国内の5Gインフラの拡大・強化のための新たなプログラムを開始。このプログラムには、イスラエル・ケミカルズ(ICL)のカリ工場やイスラエル水道公社へのローカル5G網配備、5Gセルラーインフラを活用したスマートシティカメラからの動画ストリーミング、ハイファのランバム病院における5G通信など、5つのパイロットプロジェクトが含まれているという。
国による5Gやそれ以降の移動体通信システム推進の取り組みについて国内の状況を見ると、総務省が2020年12月に設立した「Beyond 5G推進コンソーシアム」の活動が注目される。同年6月に公表した「Beyond 5G推進戦略-6Gへのロードマップ-」に基づいたもので、5Gの普及とその後の2030年ごろに見込まれるBeyond5G導入までの取り組みを推進する。同時に産学官が共同して戦略的に知財取得・標準化に取り組むための「Beyond 5G新経営戦略センター」を設立している。コンソーシアムは、Beyond 5G新経営戦略センターや、5Gの普及・展開を推進する「第5世代モバイル推進フォーラム(5GMF)」と連携して、Beyond5Gにおける国際競争力の強化を目指す活動を続けていく。
原文:Israel launches innovation program to improve 5G networks