英政府、革新的な5Gユースケースのトライアルに2800万ポンドを投資【ITPro 1/13】

英国政府は先ごろ、5G網の革新的な応用方法を研究する9つのプロジェクトに2800万ポンド(約40億円)を投資することを発表。この中には、国内の港湾やロンドンのO2アリーナ、ミルトン・キーンズのスタジアムMK、コーンウェルのエデン・プロジェクトなどの施設における5Gプロジェクトが含まれており、うち5つのプロジェクトではOpen RAN技術の可能性についても模索するという。

国内では、2020年に商用サービスが始まった5Gについて、各キャリアが主導してパートナーとの間でユースケースの開拓と実用化を推進している。一方で政府も、5G、ローカル5Gへ取り組みを進めている。総務省は2020年度に「地域課題解決型ローある5G等の実現に向けた開発実証」で、農業や工業からスポーツ、観光、自動運転、防災など多方面の19の実証課題を採択し、課題解決モデルの開発を目指す取り組みを進める。また、2020年12月には、「Beyond 5G推進戦略-6Gへのロードマップ-」(2020年6月)に基づいて、この戦略を産学官の連携によって推進するための「Beyond 5G推進コンソーシアム」を設立している。

原文:UK gov invests £28 million to trial innovative 5G use cases