ノキアとKalmar、港湾自動化のためのローカル4G/5G技術で協力【The Fast Mode 1/14】

フィンランドのノキアと港湾自動化システムのカルマー(Kalmar、フィンランド荷役機器メーカーCargotecの傘下)は先ごろ、港湾およびインターモーダルターミナル事業者向けの新たな自動化・生産性向上ソリューションの提供における協力体制拡大を発表。両社は通信・荷役技術におけるそれぞれのノウハウを組み合わせたJVを設立し、手始めにノキアのローカル4G/5G技術を様々な荷役機器に組み込む新たなプログラムをスタートするという。

港湾自動化への5Gの利用では、中国の事例が目につく。日本経済新聞の2020年11月28日の記事によれば、中国の港湾運営大手、招商局集団が自動化技術の開発を加速しているという。同社では5Gを活用し、コンテナの運搬など効率と安全性を高め、港湾ビジネスの拡大につなげる狙いだという。以前から中国では、5Gを活用した大型トラックの自動積み下ろし、輸送や、港湾クレーンの遠隔制御などが実証されてきたことが複数のメディアで報じられている。

原文:Nokia, Kalmar to Incorporate Private 4G/5G Private Wireless for Port Automation