デルとSKテレコム、ローカル5Gとエッジコンピューティングの新ソリューションを発表【Venture Beat 1/28】

米デルと傘下のVMウェア、韓国通信大手のSKテレコムは1月28日、ローカル5Gとエッジコンピューティング・プラットフォームをまとめて提供する新たなエンタープライズ向けソリューション「OneBox MEC」を発表。新たなソリューションは、デルの「EMC PowerEdge XE2420」サーバーとVMウェアの「Telco Cloud Platform」、SKテレコムの「5GX MEC Platform」を組み合わせたもので、企業がローカル5G網とクラウドで遠隔アクセス・管理できるエッジコンピューティング環境を素早く構築することを可能にするという。

ローカル5Gとエッジコンピューティングのソリューションとしては、日立製作所が2020年10月に実証環境の構築と運用技術の実証についてアナウンスをしている。日立は、同社の中央研究所にあるオープン協創拠点「協創の森」に商用局免許でローカル5G実証環境を開設。社会インフラ向けの高信頼なエッジコンピューティング運用技術を実証した。具体的には、多品種少量生産の製造現場における映像による作業者支援の検証で、高信頼で低遅延の高品質な通信環境を構築できたことを確認したほか、エッジデバイスでAI(人工知能)処理のリアルタイム実行を可能する技術を確立した。

原文:Dell and SK Telecom debut OneBox MEC, a turnkey private 5G edge system