エリクソン、台湾半導体メーカーのMediaTekへのローカル5G網提供を発表【The Fast Mode 2/8】

スウェーデンのエリクソンは先ごろ、台湾半導体メーカーのメディアテック(MediaTek)へのローカル無線網提供で現地通信事業者のFar East Tone(FET)と提携したことを発表。エリクソンはFETの商用周波数帯を利用してメディアテックの本社およびパートナー企業の3ヶ所の製造拠点に専用のネットワーク(4GLTE/5G)を提供するという。

国内でも製造拠点にローカル5Gを導入する動きは始まっている。リコーはNECと共同で、SA(スタンドアロン)型のローカル5G環境をリコーインダストリー東北事業所(宮城県柴田郡)に導入して2021年4月に運用を開始することをアナウンスしている。また、コニカミノルタも、KDDI、NECと共同で、コニカミノルタ「Innovation Garden OSAKA Center」(大阪府高槻市)内にau 5G基地局とローカル5Gを設置した「ハイブリッドの5Gオープンラボ」を開設した。オフィス環境や工場などの製造現場、屋内外の連携などを想定した5G活用の実証実験を行うとともに、ローカル5Gの優位性の実証などを進める。

原文:Ericsson to Provide 5G Private Network to MediaTek on FET’s Commercial Network