米農業機械メーカーのJohn Deere、工場ネットワークの柔軟化にローカル5Gを活用【Network World 3/3】
米農業機械メーカーのJohn Deereは昨年、米連邦通信委員会(FCC)の周波数帯オークションでローカル5G向け周波数免許を約50万ドルで取得。同社の工場では、これまで利用していたしていた有線ネットワーク設備を削減し、ローカル5Gを活用したより柔軟な生産ラインの設計を目指している。また、ローカル5Gは将来的に、労働者の安全性向上のための無線スマートビジョンシステムにも活用される見込みだという。工場ネットワークへのローカル5Gの導入は国内でも事例が登場している。例えば東芝インフラシステムズは2020年11月にローカル5Gの無線局免許交付を受け、東芝府中事業所でローカル5Gの運用を開始した。事業所内の製造現場でスマートファクトリーのトライアルサービスを提供する。2021年度には、大容量映像伝送やAGV(無人搬送車)制御、作業員の各種データの収集解析を行うIoH(Internet of Human)などを製造現場で実証し、2022年度の事業化を目指す。
原文:John Deere invests $500k in private 5G licenses to support flexible factory networks