米ロッキード・マーティンとオムニスペース、宇宙と地上の統合5G網を開発へ【Reuters 3/23】
米航空宇宙・防衛大手のロッキード・マーティン(Lockheed Martin)は現地時間3月22日、宇宙ベースの5G網の開発で米通信企業のオムニスペース(Omnispace)と協力することを発表。新たな5G技術はユーザーが衛星および地上ネットワークをシームレスに切り替えられるもので、ネットワークごとに複数の機器を準備する必要性がなくなるという。
日本経済新聞によると、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2021年度中にも人工衛星間の通信に光を使ったシステムの運用を始めるという。光を使うシステムであり、電波を使う5Gとは異なるものだが、データ伝送速度は1.8Gbpsと5Gの性能に迫る。日本経済新聞では、「宇宙で大容量の光通信が普及すれば、インターネット接続や月周回基地との交信など新たな用途も期待される」と指摘する。
原文:Lockheed Martin, Omnispace to develop space-based 5G network