アテネで開催された「EuCNC 2016」で5GMF白書の解説をしました
欧州委員会が主催するEuCNC 2016(6月27日〜30日、アテネ)で、東京大学の中尾彰宏教授(ネットワーク委員会委員長)が、5GMF白書について解説・講演をしました。また、5Gモバイルネットワークアーキテクチャーに関するパネルセッションへパネリストとして出席し、5GMFの活動に対する欧州での認知度が非常に高まりました。
中尾教授の講演では、5月末に5GMFが公開した白書の概要版に沿って解説が行われました。5Gモバイルネットワークアーキテクチャーに関するパネルでは、中尾教授がパネリストとして出席し、プレゼンおよびパネル議論を行いました。
パネルでは、ネットワークスライシングに関する議論が活発に展開されました。その中で中尾教授は、ネットワークスライシングの定義が2002年のPlanetLabが起源であること、アカデミアでは日本や米国を中心とした活動がスライスの考え方を推進したことを紹介しました。
また、総務省や情報通信総合研究所(NICT)の研究開発結果を受け、5GMFにおいてはモバイルネットワークにもスライスの概念を展開しようとしていることなどを説明しました。中尾教授には多くの質問が寄せられ、注目を浴びることになりました。
■会合名称:EuCNC 2016
・日時:2016年6月27日(月)〜30日(木)
・場所:Divani Apollon Palace & Thalasso, Vouliagmeni(アテネ、ギリシャ)
・主催:欧州委員会(EC)/5G PPP
・開催結果:出展数:32件、特別セッション:10件、ワークショップ:10テーマ、参加者:約500名
・5GMFからの参加者:東京大学 中尾彰宏教授(ネットワーク委員会委員長)